新潟県高校入試の基礎知識

1.公立高校入試の概要

●公立高校入試の概要(日程は平成23年度予定)
区分
試験日
合否判定資料
備考
調査書
学力
作文等
面接
推薦
2月4日
 
・一般推薦と特別推薦がある
・作文かPRカードかは高校によって異なる
一般
3月9日
 
(○)
・第二志望を取れる学科もある
・定時制は学力検査が国数英、面接
二次
3月24日
 
・定員未達校で実施、不合格者のみ受験可能
・学力検査が国数英
●「調査書」に記載される「内申点」の決定方法
 上表の通り「調査書(=内申書)」は、どの試験区分でも合否判定資料として使われますから、非常に重視されているものだとお分かりいただけると思います。ここに記載される内申点の決定方法ですが、まず、各教科を5段階評価します。ここで言う各教科とは国、数、英、社、理と音楽、保健体育、美術、技術家庭の合計9教科です。そして、各学年の成績(1・2・3各学年の3学年分)がそれぞれ記載されます。よって、内申点は、5(段階)×9(教科)×3(学年)=135点満点となります。 ここで注意すべきことが2点あります。まず1点目。「5教科」も実技科目「4教科」も内申点では同じ評価点数で扱われます。「5教科さえやっておけば大丈夫」は大きな間違いです。実技科目は、授業態度や提出物によって成績がつけられるケースも多いので、しっかりと取り組まなくてはなりません。そして2点目。 各学年をそれぞれ評価します。1年生からの各学年の成績がそれぞれ大切なのです。

2.公立高校推薦入試について

 一般推薦は、各中学校で校内選考を通過した生徒さんのみ受験できます。校内選考をもらうためには、1年生から、定期テストでの点数確保、実技科目も含めた良好な学習態度などは必須条件となります。推薦入試の合否は、調査書と面接、そして課題作文もしくは自己PRカードによって決定されます。同じくらいの内申点を持った生徒が多いので、面接と作文が合否に大きく影響する、と言っても過言ではありません。各高校によって、課題作文か自己PRカードのどちらの選抜方法になるかは異なりますが、早めの対策が必要です。
 一般推薦とは別に、スポーツ強化を目的とした特別推薦という枠もあります。試験内容は一般推薦と同様です。新潟中央のバスケットボール、新潟工業のサッカーなど、各高校の伝統が活かされています。

課題作文

村上、新発田、阿賀黎明、新津、万代、新潟、新潟中央、新潟南、新潟江南、新潟西、巻、三条、 加茂、長岡、長岡大手、長岡向陵、正徳館、小千谷、国際情報、六日町、八海(福祉)、十日町、柏崎、久比岐、高田、高田北城、糸魚川、糸魚川白嶺

自己PRカード

上記以外の高校


3.公立高校一般入試について

●合否の決定方法
 学力検査は、国語、数学、英語、社会、理科の各教科100点、5教科で500点満点となります。特定の教科の満点が200点となる「傾斜配点システム」を採用する高校、学科もあります。その場合には、高配点の科目の対策を綿密に行う必要があります。

数学・理科

新発田(理数)、新潟(理数)、長岡(理数)、高田(理数)

数学・英語

万代(英語理数)、新潟中央(学究)、新潟南(理数)、新潟西(学励)、柏崎(理数)

国語・英語

新潟中央(音楽)

英語

新潟商業(国際教養)、三条商業(国際教養)、八海(普通)

国語

八海(体育)

自己申告

小千谷西


「7:3」

「6:4」

「5:5」

「4:6」

「3:7」

採用なし

【内申重視】
西川竹園

【バランス型】
普通科の一部

【学力検査重視】
実業科が多い

【学力検査重視】
進学校が中心



●持ち点の計算方法
例)「3:7」の学校であれば次の通りとなります。
    内申点…1,000点満点→(×0.3)→ 300点満点
    学力検査…1,000点満点→(×0.7)→ 700点満点
学力検査が同じでも内申点が10点違うだけで、「3:7」の高校入試であれば、持ち点は22点差にもなります。
    内申点100点→(×7.4)→(×0.3)→222点
    内申点 90点→(×7.4)→(×0.3)→200点
わずか数点に多くの受験生が集まる高校入試。日頃より、内申点1点の重みがいかに大切かを意識して取り組まなくてはいけません


4.私立高校入試の概要


区分

試験日

試験科目

備考

推薦

1月中旬

面接のみが大半

・大半が合格⇒入学
・内申点やスポーツ成績などの基準あり

専願

1月中旬

学力検査(国、数、英)、面接

・合格したら必ず入学
・各高校独自の学力検査

一般・併願

1月中旬と2月中旬

学力検査(国、数、英)、面接

・合格しても入学辞退が可能
・面接のみのタイプと、学力検査実施タイプがある

二次

3月中旬

学力検査(国、数、英)、面接

・公立高校合格発表後に実施


 推薦入試は、公立高校推薦入試と違って、校内推薦をもらえれば特別なことがない限り合格できます。内申点を上げて推薦基準をクリアすることが大切です。
 専願入試は合格したら必ず入学しなければなりません。ただし、私立高校が第一希望ということならば、推薦入試で合格することが得策です。そのためにも、勉強、スポーツを問わず日頃から努力をし、校内推薦をもらうようにすることが大切です。
 全ての私立高校で、一般(併願)という入試形態を取っています。この形態は、合格しても、他校を受験して合格すれば入学を辞退することができます。とりあえず私立高校の合格を確保した上で、公立高校を受験する生徒がほとんどです。一般(併願)入試の選抜方法は2種類あります。1つは、各高校が設定する内申点を確保できていれば「書類選考」と「面接」でほぼ合格となる方法です。もう1つは、国語、数学、英語の学力試験と面接を実施する方法です。こちらは、当日の学力試験成績が合否に大きな影響を及ぼします。
 また、私立高校入試は、各学校によって学力試験の問題も異なりますので、受験校に合わせた対策が必要です。特に、新潟明訓、新潟第一では、難易度の高い入試問題が含まれています