今年度の大きな特徴は『聞くこと』に関する検査が導入されたことです。それを含め、説明的文章、文学的文章、古文、課題作文の出題構成となり、分量が増えたように感じる生徒さんも多かったのではないでしょうか。その分、比較的読みやすい問題文を用いた大問を入れて、全体的なバランスにとっています。
入試では、文法やことわざを含む幅広い語句の知識が問われます。まずは受験用のテキストなどの語句に関する問題を充分にこなすことです。そのほかに、本や新聞を読むことなどを通して、日常生活ではあまり使わない言葉を身につける機会を増やしましょう。文章に直接書かれていないことを読み取ったり、それを自分の言葉で表現するためには、質の高い文章を読むことが一番です。特に入試の過去問がおすすめです。記述問題については、自分の解答と模範解答を比較したり、解説をしっかり読むことを大切にしましょう。
昨年に比べ全体的に難易度が高まった印象。大問2は、内容自体はそれほど難しくないが、問題の状況や資料の特徴を正確に読み取る力が問われています。また、関数や確率、図形の問題の中には、文字式を利用して、解答を導き出す問題も多く出題されました。
一番の鍵は問題を読み取る力、読解力を身につけることです。また、文字式を利用して解答を求めていく問題が多かったため、数式の代わりに文字式を違和感なく用いていく力も必要となります。そのためには、どういうことを問われているのか、どの解法が当てはまるのかをしっかり考えて、いろいろな問題にチャレンジしていくことで大切です。数学の力はすぐには身に付きませんので、根気強く取り組みましょう。
基本的な単語や表現で構成された問題が多く、英文のボリュームも昨年並みでした。リスニングや対話文、資料を使った設問など出題傾向に大きな変化はなく、インターネットショッピングなど身近な話題が取り上げられていたので取り組みやすかったのではないでしょうか。いくつか見られた難問は、理解力と自己表現力を試すものでした。日ごろから情報を整理、活用し、自分の意思を伝える訓練をつんでいたかどうかが分かれ目となります。
例年、全体的に基本的な力を問う問題が多いように思います。普段から練習している実力テストの問題レベルを参考に、基本単語や連語、基本文法を丁寧に覚えていくことが重要です。
多くの生徒さんが苦手とする英作文も必出ですので、簡単な英文を作る練習もしておくと良いでしょう。そのためにも上記の基本がかかせないと言えます。
全範囲から総合的に出題されていた印象です。身の周りの自然事象を取り上げ、科学的思考力を問う問題が随所に見られました。記述問題は基本事項の理解力を確認する内容で難易度は高くなかったと思います。与えられた数値や語句を比較したり、関連付けたりして答える問題が多かったと思います。
重要語句を覚えるにしても、それに関連した事項を一緒に覚える「木の枝式学習(ネットワーク的な学習)」が必要になると思います。期間を決めて、単元別に集中攻撃で学習するのも効果的です。
また、科学的に思考する力を身につけていく必要があります。
まずは“Why” 様々な事象に対して「なぜなんだろう」と疑問を持つことが第一歩です。その疑問が興味・関心・意欲にもつながることになります。
問題構成は昨年とほぼ同じでした。記述式の分量が昨年の半分程度に減っているものの「適切に表現する力」を意識した出題となっており、資料を読み取ったり、複数の資料を関連付けて、特色ある事象を導いたりする読解力が求められています。
難易度が上がりつつある記述問題のフォローとして、基本的知識・型通りの記述問題では確実に得点できるように早い時期からの反復練習をお勧めします。記述問題では、初見で問われていることを正しく判断することが要求されます。そのため資料解釈だけでなく、問題文自体を正しく読み取る力を養うことが大切です。さまざまな問題に触れ、模範解答を参考に記述式解答に慣れることが高得点の鍵となります。